浜松市南区でシロアリ被害修復リフォーム

siro01こちらのお客様は20年ほど前に、エアサイクル工法で大得工務店が新築工事をさせて頂いたお客様になります。
現場は浜松市南区福島町です。今回、「玄関横の木の腰壁に虫食いのような穴があいている」とご相談を頂いた事が工事のきっかけでした。

現場で見てみるとシロアリの被害の傾向が家の何箇所かに見られたため、被害場所の修復と共に薬剤の散布工事をすることとなりました。

シロアリはほったらかしにしておくと被害はドンドン大きくなります。幸い大きな被害はありませんでしたが、今回の事例のような傾向がみられた場合すぐに対策するべきと思います。

腰壁板交換リフォーム工事

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写真のように腰壁板(羽目板)の下地となる木が繊維を残しシロアリに食べられています。ここで注目したいのは、シロアリ被害にあった木は「杉」で被害の少ない腰壁板と構造材の柱は「桧・ヒノキ」だという事です。

桧は桧の香り成分がシロアリなどを寄せ付けにくい性質をもっているため、単独でシロアリに食べられにくい素材です。その分杉よりも値段は張りますが、このような被害にいつ逢うかわからないので、家の構造材などには場所に適した素材を使う事が大事だと思います。

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取り替えるために取り外した下地材です。中身がスカスカになってしまっていますので手で簡単にボロボロと割れてしまいます。

こうなると下地として機能しないので、交換するしか方法がありません。

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下地と腰壁板を交換しました。新しいので柱などと色合いが違いますが、段々と焼けていい色になると思います。しかし、木の色っていい色ですね。

シロアリ薬剤散布工事
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リビングの床にこんな穴が開いています。

「傷!?」 とも思える穴ですが、これは床下からのシロアリ被害なんです。

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床下に潜ってみます。こちらは基礎の中の様子です。

写真の中央に見えるのは「束」ですが、これは床を支える部材になります。
そこの手前に薄茶色の筋が見えるでしょうか?
これがシロアリの道、その名も「蟻道:ギドウ」です。

シロアリは乾燥に弱いので、空気に触れやすい部分はこういった道を作って家の中に入ってきます。恐ろしいですね。被害個所はもちろん、家の床下全体を薬剤散布して被害が広がらないようにしました。これでしばらくは安心です。

畳交換工事

福島Y様
福島Y様 (12)

畳もシロアリに喰われてしまったので、交換する事となりました。紙を原料にした畳下地の部分をボロボロにしてしまっています。

この状態の畳は踏むとブカブカしていました。

基礎通気口交換工事
福島Y様 (22)
外断熱工法のエアサイクルの部材の一つである「基礎ダンパー」です。古いタイプのモデルになりますが、樹脂フィルムの部分がペラペラになってしまって害虫の侵入経路などになり得るため、交換する事となりました。
福島Y様 (33)

こちらは交換した新しい「基礎ダンパー」です。ステンレスメッシュと取替のしやすい形状に改良されています。これで害虫の侵入の心配などもありません。

Y様ありがとうございました!

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