エアサイクルシステムの概略

エアサイクルは壁の中に空気を通して家を湿気から守ります。家が完成してしまうと見えない部分ですが、20年・30年経ったときに違いが出てきます。

エアサイクルの床下は束石工法の通気性と布基礎工法の強度を兼ね備えた通気性の良い工夫を施しています。基礎をしっかりと断熱し、土中からの湿気の侵入を遮断します。もう床下は縁の下ではなく屋内居住空間と一緒です。

[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-home” size=22 bold=1 ]一般的な「基礎パッキン工法」[/font]

beta_kiso外気を直接床に取り入れるため1年中床下に空気が流れています。

梅雨時の湿った空気や冬場の冷たい空気も床下に取り込んでしまうため、季節に合わせて調節ができません。

施工期間が短くて済むため、一般的に普及している工法ですが、家の構造や住み心地を考えるとお勧めできません。

[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-home” size=22 bold=1 ]エアサイクル工法の基礎断熱[/font]

基礎に取り付けたダンパー(開け閉めできる開口部)から取り入れた空気を循環させます。

暖かい空気が上に上っていく「気球のような」現象を利用して、壁の中に空気を循環させます。
また、ダンパーも自在に開け閉めが出来ますので夏は開ける、冬は閉めるという切り替えが出来ます。

[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-home” size=22 bold=1 ]エアサイクル工法の壁断熱[/font]

air_cycle_summary_06押出法ポリスチレンフォーム3種b

ノンホル・ノンフロン成型

圧縮強さ:20N/cm2

熱伝導率:0.025w/m・k

遮熱断熱用壁断熱材 Cmボード

施工例
壁の断熱から屋根の断熱に空気が流れるように工夫しています。
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101101 011ウレタンやポリスチレンなどの発泡プラスチック系の断熱材は、材料自体が湿気を通しにくい性質を持っています。

グラスウールなどの断熱材に比べて湿気に強いため、防水紙を張らなくても問題はありませんが、気密性と防水性の確保のために防水テープなどできっちりと埋めなければなりません。

[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-home” size=22 bold=1 ]エアサイクル工法の屋根断熱[/font]

air_cycle_summary_07屋根面の湿気による蒸れには通気が有効です。

エアサイクルでは壁や軒天井から取り込んだ空気を屋根面にも流す事によって通気が取れるようになっています。

遮熱用屋根断熱材 シャルーフ

施工例
断熱材+通気+アルミで作られた高性能の断熱材です。

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