浜松市中区、ペットも喜ぶ和室から洋室リフォーム

P1080308こちらのお客様は18年前に大得工務店で新築工事をさせて頂いたお客様です。
お住まいは浜松市中区になります。

今回は和室から洋室にリフォームする工事をご紹介します。ワンちゃんにも負担をかけない床材選びののポイントと一緒に工事の様子をご紹介しています。

和室をリフォームしてペットと一緒に住みたいとお考えの方は必見です!

今回の工事は和室の畳を取り外して、リビングと一体で使う事の出来るフローリング張りの洋室に変更する工事です。

床張り替えリフォーム前の様子

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リフォーム前の様子です。3年ほど前に和室の壁の塗り替え工事と襖の張り替え工事をさせて頂いていますので、壁や襖は目立つ汚れなどはありません。

これだけ見るとリフォームはもう少し先でも良さそうですが、今回は隣り合ったリビングと一体で部屋を使うようにしたいとのご要望があり、床のリフォームを含めた工事をさせて頂く事となりました。

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逆側からの写真です。畳は畳表の変色やい草の痛みなど感じられます。また、障子も破れてしまっていますので、部屋のイメージを一新するこの辺りのリフォームを一緒にしておくと、とてもきれいになってスッキリします。

今回のリフォームのポイントは以下の3点です。

  • 飼っているワンちゃんの足腰にも安心な滑りにくいフロア材
  • リビングと一体で使うためにリビングの雰囲気と違和感が無いインテリア
  • 和室の状態と比べても足元からの冷えを感じにくいような断熱性を確保

091013 061通常フロアー材と言うと、表面にワックス仕上などがしてある事が多く、磨いてお手入れをすればするほどツルツルと滑るようになります。

小さいワンちゃんなどはすべる事で関節を痛めてしまいますので、ペットが出入りする部屋はすべりにくい床材を選択する事が大事です。

しかし、最近注目されている無垢のフロアー材などを使用すると床の素材が柔らかいためペットの爪で床に無数の傷が付いてしまいます。
無垢の中でも、特に杉のフロアー材などは今の流行ですが、杉は木の中でも比較的軟らかいため床材として使用すると大小の傷が付く事は避けられません。

そこで、このようなペットにも安心な床材を使用しています。

キッズワンフロア

こちらは擦りキズに強い強化シートが張られているタイプのフロアー材です。
合板の上に強化シートが張られているので、

  • へこみ傷やすり傷に強いのでペットがいる家庭でも安心
  • 滑りにくい加工がされているのでお年寄りやペットがいても安心
  • ワックス不要な強化シートなのでお手入れが楽

などのメリットがあります。コスト性も比較的優れた素材です。しかし無垢の床のように、深い傷が付いてしまったときなどに「表面を削って磨く」という事ができませんので使用される方の目的に合わせて床材を選ぶ事が大事です。

和室から洋室へのリフォーム開始です

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まずは畳を撤去します。畳の下には杉の木を使用した荒床(あらゆか)が敷かれています。荒床とは畳の下地に使っている床の事です。日本では昔から畳敷きの住まいが定着しています。そして下地である荒床には主に杉材が用いられて来ました。こちらの浜松市中区O様のお住まいも杉材で荒床を作っています。

なぜ杉材で荒床を作るのか?

近年ハウスメーカーなどを中心に、新建材の普及により杉材の荒床の代わりに合板を使うケースが増えています。合板とは薄くスライスした材木を何層にも接着剤で張り合わせている板状の部材です。なぜ合板を使うかと言うと、

初めから畳1枚ほどの大きさに加工されているため施工が早く、杉の荒床に比べて平らに仕上げる作業も簡単だからです。

しかし、使用環境に左右されるものの、合板は15年から30年位で寿命を迎えます。私たちも床の張り替えリフォームなどをさせて頂く機会が多いのですが、「床がブカブカする」「歩くとフワフワへこむ」などの原因は床合板の接着剤が湿気などの影響で寿命を迎えているためである事が多いです。

特に、和室の荒床の場合は畳からの湿気を直に受ける事になるため、湿気の調整効果のある部材が最適です。

そこで荒床の素材としてオススメなのは昔から使われている杉板です。
畳は常に呼吸しています。もちろん床下からも呼吸するわけですが、杉板の場合は畳と同時に呼吸してくれ、適度な湿度を保ってくれます。もちろん接着剤などは使っていませんから、歩くとフワフワすると言う事などはありません。

見えない部分はこんなふうに施工しています

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畳の厚さは6cmくらいありましたから、床の仕上がりが同じくらいになるように下地調整をします。荒床の上に厚さ3cmほどの棒を枠状に組んで、その上に捨て張り(すてばり)と呼ばれる床の下地を入れます。

捨て張りは平らにするために合板を使っています。更に、合板の耐久性を高めるように捨て張りの下地の棒をなるべく間隔が狭くなるように入れています。
畳に比べて湿気の影響を受けにくい床の下地板ならば合板でも大丈夫です。

下地の枠組みの中は床の底冷え防止のための「断熱材」を入れています。こちらのO様の現場では「スタイロフォーム」の25mm厚のものを使用しました。
長い目で見たとき、光熱費や快適性に大きく影響して来ますのでこういうところも床張り替え工事のタイミングでやっておく事をオススメします

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捨て張りの上に専用の接着剤を付けて仕上げのフロアー材を施工します。仕上げの施工が雑だと部屋の床の隅で隙間が出来てしまいます。この辺りの施工技術は大工職人次第ですね。

床張り替えリフォーム完了

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床を張り終わりました。日に焼けた柱やリビングと違和感ないような色味にするために少し赤味がかった床の色にしました。

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今回のO様の場合、構造上柱は少し部屋の中に飛び出したデザインになっています。そこで、畳をキレイに納めるため、仕上がり高さに合わせて柱を少しだけ欠き込んでありました。

しかし、畳の部分の仕上がり高さとフロアー仕上げにリフォームした時の仕上がり高さで3mmくらいの隙間ができます。そこの部分をそのままにしておくと見た目が悪いので、埋め木をして隙間を埋めます

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障子も張替え完了しました。障子紙の色味も明るくなってスッキリしますね~
部屋が明るくなった気がします。

和室を洋室にするリフォームはこれで完了ですが、内装のリフォーム工事はまだまだ続きますよ。

O様ありがとうございました!

浜松市中区O様の同時施工事例はこちらです

コメント&トラックバック

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 2 )
  1. by なべにぃ

    細かいところまでしっかりやってる感じ~
    お客さんのハート掴んでますね。

    うちもやってもらおうかなぁ~

    • by 大塚

      コメントありがとうございます!
      お客さんのハートをつかめて嬉しいです(^^ゞ

      今後も、細かいところの解説を交えながら
      なるべく分かりやすくご紹介していきますので、
      またのぞいて下さいね!

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