浜松市南区で外断熱工法の大規模増改築 ー 外装と外回りの工事

外装・板金工事 (17)こちらのお客様は、亡くなったおじい様の代から30年来のお付き合いがあるお客様になります。お住まいは浜松市南区です。

今回は、母屋の築50年ほどになる部分を新しく増改築するご相談を頂き計画をさせて頂きました。

今回の計画は24年前の増改築部分を残し、50年前の左半分を解体して新しく建築します。今回は8、外装と外回りの工事です。

木造在来工法では、雨仕舞いの事を考えて外装を先行してつくり上げていきます。今回で外装工事が終わりますので最後までご覧下さいねウインク

外壁の工事開始です

外装・板金工事 (4)外装・板金工事 (3)

外壁はサィディング張り+セラミックシリコン吹付け仕上げです。

まず、サイディングをキレイに割りつけて断熱材の外側に張り付けていきます。このサイディングは3*10板(さんとうばん)と言って、3尺×10尺・・・つまり91cm×273cmの大きさの外壁です。畳3枚分です。

サイディングは見た感じ薄くて分かりにくいのですが、とにかく重いですあくび
畳3枚分の大きさに加えて、1枚40キロくらいありますから半端な力じゃ持ち上がりません。でも職人さんはこれを一人で持って上に上げて張りつけていきます。見た目以上にハードな仕事です知らない

職人さんは腕の筋肉がムッキムキなんですよ投げキス

外装・板金工事 (7)外装・板金工事 (5)

外壁と外壁の隙間はコーキングを打ちます。ジョイナーと言われる金属の板をサイディングとサイディングの間に入れてから、他の部分にコーキングがはみ出さないようキレイにマスキングしてコーキングします。

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ジョイナーってアメリカの金メダリストにいましたよね・・・がっかり
でもこのジョイナーじゃありません恥ずかしい

外装・板金工事 (14)

ベランダ部分は壁断熱材がありませんので、外壁の下は防水シートを張った仕上げで納めます。エアサイクルの家、大得工務店の名前入り特注品です爆笑

外装・板金工事 (19)外装・板金工事 (18)

外壁と外壁の見切り部分や屋根の鼻先(破風・鼻隠しと呼びます)は耐久性の高いガルバリウム鋼板で巻き込んでいきます。担当する職人さんは大得工務店の仕事を30年以上やってもらっている、技術力もお墨付きの大ベテランです。

最近はコストを落とすために破風や鼻隠しに樹脂の部材を使用する会社が増えています。なぜかと言うと、決まった規格の部材を取り付けていくだけなので、部材も手間代も安いからです。

ところが・・・ 外装は大変傷みやすい部材ですからプラスチックの部材は20年も経てば劣化してパリパリになってしまう心配があります。そうすると足場を組んで交換するしかありませんよねあくび

その点、ガルバリウム鋼板ならば20年後にでもサビを落として塗装すればキレイになりますから、長い目で見てお得な部材です。

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外壁工事と板金工事が終わった後に、仕上げのセラミックシリコンを吹付けます。色は明るく感じられるように白ベースの色を選択していただきました。

現在、一般的には工場で塗装されたサイディングをつかう事が多いのですが、この仕様にしているのには大きな理由があります。それは・・・

まず、下の2枚の写真を見て下さい。

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これはサイディングの目地であるコーキングが劣化してヒビが入っている様子です。この状態になるとコーキングはカチカチに固くなり、ひび割れた隙間から雨などの侵入を許してしまいます。

外壁自体は耐久性の高いものがありますが、肝心のコーキングは10年もすればこのように劣化して来ます。これでは結局早めに外壁を塗りなおさなければいけませんから、グレードの高い外壁を選んでもあまり意味が無いですね・・・あくび

そこで、セラミックシリコンの吹付けの仕様にしますと目地ごと塗装のバリアーが守ってくれますから目地のコーキングの持ちも良くなるんですね爆笑 つまり、外装全体の持ちが良くなりますから初めの塗り替えまでの期間がある程度長くする事が出来るので、経済的というわけです。

犬走りなどの外回りを仕上げます

外回り工事 (5)外回り工事 (9)

勝手口の階段と回りの犬走り部分をつくります。まず、コンクリートブロックで階段の枠組みをつくってから回りの犬走り部分をつくっていきます。

基礎の丸い穴はエアサイクル工法の基礎通気口です。夏は開けて冬は閉める・・・その開け閉めで家の衣替えをします。

外回り工事 (8)外回り工事 (11)

犬走りの施工の様子です。家の基礎としっかりくっつけて時間が経っても離れないようにするため「差し筋」と呼ばれる鉄筋を基礎に打ちこんで、それを軸にしてワイヤーメッシュを入れてコンクリートを流す準備完了です。

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差し筋とは、強く打ちこむと先端が広がる特殊な形をした鉄筋を差し込む事です。これを使うと、別々の基礎やコンクリートをしっかり繋ぐ事ができます。

外回り工事 (7)

真っ直ぐに、平らになるように丁寧に作業します。下準備が大事です。

外装 (6)

給湯器は灯油式にしました。
ボイラーと灯油タンクは、事故防止のために2m以上設置する必要があります。灯油を送る送油管は耐久性の高い銅のタイプを使います。

基礎は墨入りのモルタルを塗って仕上げます。基礎が黒いだけで何だか引き締まりませんか?ちなみに、時間が経てばもう少し色が薄くなります。

外装 (4)

階段と犬走りが完成しました。明るくて色味も合っていますよね爆笑
2階の外壁面に地デジアンテナ専用アンテナも取り付けました。2011年7月から始まる地上デジタル化に備えて万全の態勢です。地デジアンテナはスッキリコンパクトなので壁面にも簡単に取り付け出来るんですよGOOD

ここまで外装工事が進む間に、内装も並行してドンドン工事を進めています。次回は9、木工事と内装工事の様子をお伝えしていきます。

浜松市南区で外断熱工法の大規模増改築 鈴木様の施工事例はこちらです

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