浜松市南区で外断熱工法の大規模増改築 ー 既設部分の耐震補強工事

05_09taishinこちらのお客様は、亡くなったおじい様の代から30年来のお付き合いがあるお客様になります。お住まいは浜松市南区です。

今回は、母屋の築50年ほどになる部分を新しく増改築するご相談を頂き計画をさせて頂きました。

今回の計画は24年前の増改築部分を残し、50年前の左半分を解体して新しく建築します。今回は11、既存部分の耐震補強です。

増改築工事は、古い建物と新しい建物をつなげて一つにします。建物は地震が起きた時に弱い部分に負担が集中するので、1つの建物で強さにバラツキがあるのは望ましくありません。ところが、建築時期が違う新しい建物と古い建物部分には建物の強さにバラツキがあります。

そこで・・・

古い建物も新しい建物と同等の強さになるように耐震補強工事をします。そうすることで地震が起きた時に揺れの負担が集中せず、家全体で地震に耐えられるようになります。

既設部分の耐震補強工事を開始します

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図面の文字がとても小さいので、読みにくいと思いますが・・・悲しい

左半分の今回の増築部分に対して、右半分は24年前に建築した既設部分になります。図面中央あたりの赤く囲った壁は既設部分になるのですが、今回は耐震計画上こちらの壁を補強する計画のご紹介です。

玄関ホール・耐震 (18)玄関ホール・耐震 (26)

玄関ホールです。真壁(柱が見えるつくり)の和風の玄関ホールです。まず、左官壁の仕上げと下地を取り、構造体が見える状態にします。

24年前に取り付けた筋交いが出てきました。このままでも弱いわけではありませんが、増築部分に併せてさらに強くします。

玄関ホール・耐震 (28)玄関ホール・耐震 (5)

筋交いの上に補強用の「構造用合板」を張っていきます。これを取り付けることで壁の剛性が高まり、より地震に対して踏ん張れる、強い建物になります。

構造用合板の上は仕上用の下地としてプラスターボードを張っていきます。同じ玄関ホールの中でも手を付けない壁もあります。

ですから、補強工事をしない部分と工事をした部分で壁の出幅などの納まりが同じになるように、気を付けて施工する必要があります

玄関ホール・耐震 (31)

構造用合板のアップです。JASの認定を受けた、素性のはっきりしたモノした使いませんウインク また、釘を打つ間隔も釘の種類も計画された通りのものを使って丁寧に施工していきます

これで建物も全体的にパワーアップして強くなりましたパーティ
この後は仕上げの塗り壁工事をすれば完成となります。これで、増築部分と既設部分の工事が完成しました。ご紹介記事も11回にもなりました・・・。

次回からは、いよいよ完成の様子です。完成の様子も量が多いため4回に分けてのご紹介になります。次回は12、LDKとホールの完成の様子です。

浜松市南区で外断熱工法の大規模増改築 鈴木様の施工事例はこちらです

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