号数による能力の違い

ガスの給湯器・ボイラーを選ぶときに「OO号」という表示があるのをご覧になった事がありますか?

号数とは能力、つまり快適度合を表しています。具体的には「水温から25℃上昇させたお湯」を1分間に何リットル出させるかという能力を表し、それを「号数」であらわしているのです。

つまり、水温+25℃のお湯を1分間に24L出せれば、24号となります。号数が大きいほど一度に大量のお湯を使うことができます。家族の人数、お湯の使い方などから快適な号数を選びましょう。
(※配管条件〈配管長・配管径・配管経路〉、給水圧、給水温により異なる場合があります。)

号数による違い

例えば

 

「オートタイプ」と「フルオートタイプ」の違いとは?

追い炊き付き一般タイプ給湯器は、「オートタイプ」と「フルオートタイプ」の2種類からお選びいただくことができます。ライフスタイルに合わせた選択や機能と価格の比較など、2種類の違いを参考にしてみてください。

オートタイプ

オートタイプ 「オートタイプ」は、スイッチ一つで設定の温度・湯量通り自動でお湯はりを行ってくれます。また、自動機能をONにしておくことで保温を行い、湯温が低下すると自動追い炊きを行ってくれます。機能が限定されている分、「フルオートタイプ」に比べ費用を約1万円程抑えることが可能です。

フルオートタイプ

フルオートタイプ「フルオートタイプ」も、オートタイプ同様にスイッチ一つで設定の温度・湯量通り自動でお湯はりを行ってくれます。また、自動機能をONにしておくことで保温を行い、湯温が低下すると自動追い炊きを行ってくれます。

ここまでは「オートタイプ」と同じですが、フルオートタイプ特有の機能のひとつに自動たし湯機能があります。浴槽のお湯を使用して湯量が少なくなると、自動的に「たし湯」を行いますかけ湯などでたっぷりお湯を使っても、次の人に迷惑がかかりませんし、保温も行いますので他の人が入った後でも、お湯がぬるくて困ることがありません。

また、冬場の冷えた体で浴槽につかるとお湯がぬるくなってしまいますが、入浴を検知して自動沸き上げる機能が付いてるので、浴槽に人が入ったことを検知して、自動で設定温度まで炊き上げてくれます。

もうひとつの大きな違いに、追い炊き配管の自動洗浄機能があります。フルオートタイプなら浴槽の栓を抜いた時に、追い炊き配管を約5Lのお湯で自動洗浄してくれます。汚れやせっけん、入浴剤などヌメリの原因が残りにくく、いつも清潔なお風呂を保ってくれます。

エコジョーズとは?

給湯器がお湯を作るとき、ガスを燃やした熱で水を一気に温めます。配管の中の水が温められるとき周りの空気も一緒に温められるのですが、従来の給湯器はその熱を排出していました。排出される温度は最大100℃以上にもなり、給湯器付近が危険であるばかりか建物や植栽などを傷めてしまう原因の一つにもなっていました。

そこで、排熱を有効に利用するために誕生したのが「エコジョーズ」です。エコジョーズは排出する熱を再利用してお湯を作ります。

従来は捨てていた熱を再利用することで排熱の温度は近くにいても熱くない程度まで下がりますし、お湯をたくさん作ることができるので光熱費も安くなります。将来的にはすべての給湯器が従来型の給湯器からエコジョーズに切り替わると言われています。

給湯器本体の価格はエコジョーズのほうが高いですが、ガス代が安く済むためメーカーの試算では5年以内に元を取れると言われています。給湯器は平均15~16年程度の寿命ですので、トータルではエコジョーズのほうがお得なのでおススメです。