浜松市南区で、トラクター小屋のドア交換リフォーム
こちらのお客様は浜松市南区のお客様になります。今回、農業用トラクターの倉庫の扉が強い風で取れてしまったためご相談を頂きました。
外れてしまった扉をただ取り付けるという一時的な処置ではなく、小屋の新築当時よりも強くなるように工事をしています。
小屋が壊れたままの状態で困っている方は必見です。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-home” size=22 bold=1]トラクター小屋リフォーム[/font]
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工事前の建具です。木の枠組みにトタンを張っただけの建具で扉自体がかなり反ってきていました。右は扉の丁番を取り付けていた柱です。柱からビスが抜けてしまっており、ボロボロになっています。
このまま重いドアを取り付けても、下地の木が重い扉を支えきれずにすぐに壊れてしまいますので補強が必要です。
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片方だけ取りついていた丁番の様子です。親指くらいの大きさしかありません…
重さ30キロ近い建具を支えるには心細いサイズですね。
まず、現場調査をして取れた原因と感じたものは、建具を支える丁番の弱さと、建具を支える柱の弱さでした。今までお使いだった扉は、何度か付けなおしや補修の跡が見られましたがすべて応急処置的な補修だったため、今回は大得工務店で頑丈な扉に造り変えることとなりました。
また、外部の金物に鉄のビスを使用しているため錆びてしまっています。右は柱を取り付けていた小屋下地です。建具は1枚が30キロ近くあり、長い年月を支える丁番はかなりの強度が必要となります。 十分な強度が無かったため、衝撃で下地板(胴縁)が折れてしまっています。
更に、丁番を支える柱も木痩せしにくく強度の強い材木を使わなければなりません。そのため、下地から造り変える工事をすることとなりました。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-home” size=22 bold=1]まずは下地の補強からリフォーム開始です[/font]
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柱下地を補強しました。柱を支える骨となる部分なので、通常よりも多めに下地を入れています。
右は扉の枠となる柱を取り付けた様子です。素材は強度が高く、水や白蟻にも強いヒバ材を選択しました。ビスが抜ける心配もかなり少なくなります。
新しいドアの受けと出入口の補強を兼ねて、扉の下に戸当たりを兼ねるコンクリートを打ち込みます。トラクターが載るので細かな間隔で鉄筋を入れました。
よく練ったコンクリートを打ち込みます。
金コテで平らにならすのは中々難しいんですよ。
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新しく造った建具です。今までのものと大きく違う点は、下地に9mmの合板を入れたことです。これで、外からの力やねじれに対しての強度が上がりました。建具の枠材には耐久性の高ヒバ材を使用しています。
壁下地胴縁ー杉 建具枠ーヒバ 建具下地ー針葉樹合板
柱の下の部分(根巻き)には金属を巻いて、水濡れなどに対する補強を行いました。木の腐りはほとんど下から来ますから、このような細かい事が、長い目で見た時に大事なポイントなんです。
建具枠とコンクリートが完成した状態です。
後は仕上がっているドアを取り付けるだけです。
扉を取り付けました。当然ですがピッタリですね!
扉を閉じたままにしておくために、閂(かんぬき)をかけて完成です。
閂(かんぬき)は工事前から使われていた棒を再利用しました。
閂(かんぬき)を受ける金物は鉄工所で作成しました。
耐久性の高い部材で全体を補強しましたので、当分の間安心です。
今回の事例にあるように、大型の出入口を必要とする小屋の場合や、大工さんが建てた小屋の場合は扉が製作品の1点ものである事が多いです。
扉自体が傷んでいる場合はもちろんですが、扉を支える下地が傷んでいる場合もありますので、今回のような件で困られている場合は、先ず専門家に点検してもらうといいと思います。
S様ありがとうございました!
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