真壁造りの玄関に手すりの取り付けリフォーム
こちらのお客様は25年ほど前に大得工務店で新築工事をさせて頂いたお客様になります。お住まいは浜松市西区です。
今回、家のリフォームをする一環で玄関に手すりを取り付けるバリアフリーリフォームをさせて頂きました。
真壁づくり(日本の伝統的な和風建築で、構造躯体としてつくられた木造軸組が、そのまま化粧材として表面に露出する壁のつくりのこと)
で塗り壁を塗って仕上げた玄関に、手すりを取り付けた様子をご紹介します。
真壁づくりの和風の家に手すりを取り付けたいとお考えの方は是非ご覧下さい。
手すりの取り付け高さや位置を決めるため、まず主に使用される方(今回はお客様のK様)に立ち会って頂いて高さや位置を決定します。
手すり取付リフォームの前の様子
こちらが工事前の様子です。
玄関の上り降りの際に手を置きたいところが塗り壁になっています。このままだと塗り壁を毎回触ってしまう事になり、壁を汚してしまいます。
玄関の框(かまち)は25cmくらいあるのですが、階段の段差に比べて5cm以上段差が高く設計されています。体の自由が利かなくなってくると、このわずかな差が体の負担になってきます。
こちらのK様のお家にお邪魔するといつも感心するのですが、玄関を始めとして家中が大変キレイなんです。
25年経っているのに、家の床・柱・家具すべてがピカピカに掃除されている上、ワックスなども非常にマメに塗られています。柱や床もツヤツヤですよね。お話を伺うとマメにお掃除をされているからかな・・・と思うのですが、ここまでキレイにされているお家は中々お目にかかれないくらいです
手すり取付リフォーム完了しました
手すりの取り付けが完了しました。
真壁造りの壁に手すりを取り付ける場合は、手すりを取り付ける位置にしっかりした下地が無いと取り付ける事ができません。
下地をしっかり取り付けていないと、手すりに力がかかった時に壁ごと壊してしまう危険性があるのでとても危険です。そのため、手すりを取り付ける位置に下地となる板を取り付けてから手すりを取り付けます。手すり・手すり下地の素材は「タモ材」を選択しています。
玄関の上り降りの際に段差が少しずつ大変になってきたとお悩みでしたが、安心して体を預けて頂ける手すりを無事完成することができました。K様ありがとうございました!
K様の同時施工事例はこちらです
コメント&トラックバック
- Comments ( 2 )
- Trackbacks ( 0 )
階段に手すりをつけたいと思います。まわり階段なので、内側の踏み板が狭い方ではなく、広い方の壁に、ぐるっとつけたいのですが、問題があります。壁の途中に6センチくらいの段差があるのです。
手すりを途中で切りたくないのですが、であまりにも段差が大きいので、無理かなとあきらめています。
Sさん コメントありがとうございます。
段差がある場合、取り付け方法は施工店によって様々だと思いますが、
連続した手すりにしたい場合は段差分を吸収するように
手すりをクランクさせる方法がいいかと思います。
クランクさせた角の部分は力がかかりやすいので
しっかりとした手すり金物を使ってもらうことも大事です。
やり方を工夫すればできると思いますので、
是非施工店さんに相談してみてくださいね。