すきま風が入る窓を、エコポイントで断熱リフォーム
こちらのお客様は、3年前に他のお客様からご紹介いただいたお客様です。お住まいは浜松市南区芳川町になります。
築40年ほどの住まいにお住まいで、3年前に増改築を伴った大規模なリフォームを大得工務店でやらせて頂きました。
今回の工事は、3年前のリフォームで手を付けなかった古い部分の木製の窓からすきま風が入ってくるから何とかならないか・・・とご相談を頂いた事がきっかけでした。
窓は家の寒さに一番大きく影響する部分です。冬、家が寒くて仕方なかった と感じられた方は参考にして下さいね!
リフォーム前はこんな感じでした。
建物右半分、2階建てになっている部分が築40年経っている古い部分です。
左半分の平屋の部分は3年前に大得工務店が増改築工事をさせて頂いた部分になります。外壁塗装も増改築工事の時にやらせて頂いていたため、まだ外壁には艶がありますね
今回は右半分、建物の古い部分に付いている5か所の木製窓を、最新式の断熱アルミサッシに交換してすきま風が入らないようにする計画です。
1階和室の窓を断熱窓にリフォームします
まずは、1階にある和室の窓を最新のタイプに交換します。
工事前の和室の様子です。この部屋で2ヶ所工事する窓があります。
この窓からすきま風が入るとのご相談です、もう少し近づいてみましょう
工事前の窓の様子です。写真中央、木製の枠とガラスの間に隙間があいているのが見えますか?これでは風も入ってしまいますよね・・・
昔は今ほど断熱性について考えられていませんでしたから、窓と言っても隙間が出来てしまうものが多かったのです。こちらの窓も例外ではなく、窓を閉めた状態でもすきま風が入ってしまうような状態でした。
この時代に建てられた家は最近の家と違って窓の枠幅が大きくありません。そのため、後付けの内窓の取り付けが出来ないため窓の交換工事となりました。
工事前の窓の外観です。これから、この窓をアルミの断熱サッシに交換します。
窓下地が見えるまで解体してから新しい断熱サッシを取り付ける作業です。
まずは、新しい窓が取り付けられるように窓と窓周りを解体します。
古い窓を解体した後、新しい窓や外壁の下地を組み直して新しい断熱サッシを取り付けます。下地の木は耐久性もバッチリなヒノキを使っています
下地は見えない部分ですが、外気に触れる過酷な環境で新しい外壁や窓を支える大事な部材です。こういうところに質の悪い部材を使うと早いうちに問題が出てきますから注意が必要です。
解体時の様子を他の角度から見てみました。最近の家と違ってとてもシンプルな造りです。そう考えるとここ何十年かで家づくりは本当に進化しましたね
窓取り替え工事が終わりました。この後新しい雨戸を取り付けて完成です。
外壁をはがした窓周り部分も新しく同色の外壁を張り、近い色で塗って目立たないように仕上げています。リフォーム工事の難しいところの一つは、このように他の部分と絡んでくるところの仕上げだと思います。
必要な工事するにあたり、解体は最小限で抑えて既存部分と上手に馴染ませる・・・ うまく仕上がった時の喜びは一塩です
部屋の中にはヒノキの無垢材で製作した新しい窓枠を取り付けました。今は色が全然違いますが、段々馴染んできます。無垢の木のいいところですね
和室のもう一つの窓も同じ工程で取り替えます。こちらは窓だけの交換とし、雨戸の戸箱(写真右の雨戸が入る場所)は元々の物を使うようにしています。
雨戸は元々使っていた木製の雨戸を処分して、2階で使っていて不要になったアルミ製の雨戸をこちらの窓で使うようにしました。
少し大きさが違ったので雨戸鴨居(雨戸が動くレール部分)を少し加工しましたが、雨戸が軽く動くようになりお客様にも喜んで頂けました
中から見た窓です。新しい窓枠を接着剤で固定するため「仮釘」という細くて、後から抜く事が出来る釘を付けてあります。これが取れたら完成です
2階に移動します
こちらの階段は3年前に新しくリフォームさせて頂いたものです。
階段に使っているのは無垢板の床ですので、耐久性はバッチリです
壁は木目を印刷したプリントボードを使用しています。
木目の雰囲気を出しながら比較的コストを抑える事が出来る部材です。
階段上の窓から2階廊下に明りを採っています。リフォーム前は暗かった廊下ですが、廊下にも光が入るように壁を抜きました。ただこれだけの事ですが、朝の明るさが全然違うんですよ
2階の和室の窓も断熱窓にリフォームします
2階の和室です。1階と同じように窓を取り外して壁を解体し、新しい断熱サッシを取り付けていきます。左はリフォーム前、右はリフォーム後です。
リフォーム前の左の写真に写っている雨戸は1階で使うことになったものです。
古い窓を取り外して新しい窓を取り付けるためには、窓を取り外すだけでは作業ができません。納まりなどの問題があるので、窓以外の部分にも工事範囲が発展してしまうからです。
2階のこちらの部屋も1階と同じように窓とその周りの部材を取り外して工事します。雨戸の戸箱も取り外してから工事となります。
新しい窓が取り付きました。外からはこんな感じです。
ガラスに張ってある小さい紙は住宅版エコポイントの申請に使う紙です。
窓の隙間が大きかった2階洋室も窓交換リフォームをします
2階の洋室に来ました。こちらは3年前に床や壁をリフォームさせて頂いています。窓は40年前から手付けずのままですので、今回窓工事をします。
工事前の窓の様子です。窓は閉まっていますが、よく見ると・・・
窓が反ってしまっているため窓の上の方に大きな隙間があります。
これでは、冬にいくら暖房を付けても隙間からドンドン冷気が入りますよね
先ほどと同じ工程で窓を交換しました。新しい断熱アルミサッシを取り付けた後、取り合い部分をキレイに納めるためキレイに加工したヒノキの造作材で囲んで仕上げます。今度の窓は当然隙間はありません
ガラスも2重ガラスのペアガラスにしていますので、断熱性も比べ物にならないくらい高くなっています
これで1階2階で5つの窓の断熱窓への交換リフォームが終わりました。気になるエコポイントは・・・
12000ポイント×5窓 = 60000ポイント!
外壁まわりの補修なども兼ねますので、60000ポイントを60000円に交換する即時交換を使います。
2011年はエコポイントをうまく利用して工事できるいい時期ですね!
O様ありがとうございました!
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