浜松市南区で外断熱工法の大規模増改築 ー 解体前

解体前 (61)こちらのお客様は、亡くなったおじい様の代から30年来のお付き合いがあるお客様になります。お住まいは浜松市南区です。

今回は、母屋の築50年ほどになる部分を新しく増改築するご相談を頂き計画をさせて頂きました。

写真で見える左半分は築50年ほどの部分、右半分は24年前に大得工務店で増改築工事をさせて頂いた部分になります。今回の計画では24年前の増改築部分を残し、50年前の左半分を解体して新しく建築します。

完成の様子のご紹介まで含めると全16回になる今回の大規模増改築工事ですが、今回は、1、解体前の様子をご紹介します。

全画面キャプチャ 20110425 153853.bmp

中央のアミかけ部分が増改築工事の計画部分です。

増改築工事は、新築工事と違って取り合いと呼ばれる古い部分と新しい部分とのつなぎ目の工事が発生します。元々ある部分と自然に接続しなければなりませんから、つなぎの部分の設計や工事には新築以上に神経を使います。

また、古い部分とつながることで家全体の耐震バランスも見直さなければなりませんので、その点でも入念な計画が必要でした。

解体前の家はこんな様子でした

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この部分を解体して工事します。

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東側、24年前の増築部分から見ました。24年前の増築時は古い部分と合わせて家の高さや外観をまとめるように設計しています。

平屋の入母屋(いりもや)屋根がどっしりと構えた和風の落ち着いた外観です。

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家の玄関までのアプローチです。白砂利と石畳、飛び石でキレイにお手入れされた庭とのバランスも良いですねウインク

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今の家づくりと違って、昔は束石と呼ばれる石の上に柱を建てて家を建築していました。基礎などの造りが全く違うため耐震性もお客様の不安の一つでした。

外壁も木でできています。見た目はいいですが、現在主流のサイディングやガルバリウム鋼板に比べると耐久性やメンテナンス性で劣ってしまいますね・・・

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解体部分と既設の離れがつながっています。離れは残す計画となりましたので、上手に切り放して独立して使えるようにしなければなりません。

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玄関です。入母屋の玄関は手間がかかりますが、和風ならではの落ち着きがあります。24年前に代表:大塚昌弘がこだわって設計した力作ですすぐ戻ります

計画するにあたって、天井の中をのぞいてみました。木がしっかり乾燥していてとても良い状態でした。シロアリやカビの気配は全く感じません。

解体前の家の中の様子です

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玄関の中です。廊下左側にある引き戸から左は50年前の部分になります。
玄関ホールは残して引き戸のあたりを境に増改築工事となります。

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解体予定の部分の部屋の中です。今はあまり見られなくなりましたが、廊下が無く、和室でつながるタイプの部屋構成です。片付けて部屋を使う事によって、食事の場所と寝る場所などが同じ部屋で成立してしまうんですね私?

現在はベッドやソファを固定して使う、欧米型の間取りスタイルが主流ですからこういった間取りは貴重です。

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部屋の中の様子です。年数は経っていますが、良いものを使って建てられているのが分かります。昔の大工さんの仕事っぷりが良く分かります。

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廊下の床は以前張り替え工事をさせて頂いています。アルミサッシも50年前はありませんでしたから、リフォームにて取り付けさせて頂いたものになります。時代が変わると段々といいものが出てきますよね~私?

天井は無垢の板を張っています。家の歴史を残すために、この天井板を何とか再生して使えないですかね・・・キョロキョロ

次は 2、解体工事の様子をご紹介します。

浜松市南区で外断熱工法の大規模増改築 鈴木様の施工事例はこちらです

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