浜松市南区で築31年目のビフォーアフター – 玄関・廊下リフォーム

玄関・廊下 (19)こちらのお客様は、昭和54年に大得工務店で新築工事をさせていただいたお客様です。お住まいは浜松市南区になります。

昭和56年以前建築基準の住宅となるため、耐震補強を兼ねて家中を大規模にリフォームさせて頂いています。

住宅設備をすべて交換したりと家中を改装する大規模なリフォームとなりました。量が多いので部屋ごとに分けてご紹介いたします。今回は家の顔になる玄関と廊下の工事です。

住まいながらの工事となったため、1階の部屋の収納を複数工事する際に、工事中の荷物の移動や音など大変なご不便をおかけすることとなりましたが、極力効率的に工事をさせていただき、スムーズに荷物移動ができるよう場所ごとに工事を終える方式を取ることで、ご負担が少なくなるように努力しました。

家の顔、玄関・廊下リフォーム
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1階中央の南にある玄関から各部屋につながる廊下の工事です。

工事前のお客様の悩み

index壁の塗り替えなどのお手入れはされていたものの、柱の焼けや砂壁の汚れなど気になられていた事もあり当初はこの廊下に腰壁を張る工事をご相談頂いたのが工事のきっかけでした。

腰壁を張るにあたって一番苦労した点は、壁を平らにしなければならない事でした。写真を見てもパッと見た感じは平らですので
「壁って普通平らなんじゃないの?」と思ってしまうのですが、実は木の反りなどもあるため厳密には平らになっていません。

壁が平らになっていないところに腰壁を張っても隙間だらけにになってしまいますので、腰壁工事の前に壁を平らにしてそれから腰壁を張る流れになっています。新築の3倍手間がかかります。

リフォーム前の様子

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廊下の壁はすべて「真壁」になっていて、構造体である柱が見えた造りになっています。今は柱が隠れてしまう「大壁」が主流になっていますので「真壁」は古い印象を持ってしまうかもしれませんが、木の素材感を感じられるため最近見直されてきています。施工も手間がかかりますが、見た目はいいですよね。

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工事の前に廊下全体を養生します。これは材料の搬入などで床を傷つけたり汚したりしないようにするためです。

リフォーム中の様子
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壁が波打っていたので、山になっている部分を削っています。画像中央付近の白くなっている部分がそうです。

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壁を平らにした後に、腰壁の下地となる板を張ります。壁と板をなじませるために、板の裏で色々工夫してます。

下地ができた後に腰壁を張っていきます

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腰壁は杉の腰壁を張っています。杉の特徴である木の色味と節が目に入ってきます。節がある木材は好みは分かれますが、アクセントになって素敵ですね~

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他の部分との兼ね合いや、壁面を平らにする調整が必要な部分も手が入り段々仕上がってきました。

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腰壁を張り終わってから壁を塗り直します。工事前と比べて明るくなったのが分かりますでしょうか?まだ塗ってから間が無いため本来の色よりも少し白っぽく見えます。

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柱も新築当時は腰壁のように白い木でしたが、31年も経つといい色に焼けますね~

この腰壁も時間が経つと柱と同じように飴色になっていくわけですが、段々変色していく過程も楽しみですね。

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玄関から廊下を見たところです。まだ床養生を取っていませんが、腰壁の明るさと塗り替えた壁の明るさで雰囲気がかなり明るくなりました。
お客様にもとても満足して頂けました。

伊藤様ありがとうございました!

伊藤様の同時施工事例はこちらです

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