浜松市東区で築33年の家をまるごとリフォーム
昭和56年以前の建築物件となるため、耐震補強をご提案した折にキッチンや外装など、他の部分のリフォームを希望されました。
新築後、33年目にして初めての大規模なリフォームの事例です。家族構成の変化や、生活スタイルの変化などでリフォームを検討されている方は必見です!
今回のY様の工事は住まいながらの工事となったため、1階の部屋の収納を複数工事する際に、工事中の荷物の移動や音など大変なご不便をおかけすることとなりました。
そのため、極力効率的に工事をさせていただきスムーズに荷物移動ができるよう場所ごとに工事を終える方式を取り、ご負担が少なくなるように配慮しました。
ご提案に当たって、新築当時の図面は私どもの事務所で保管してありましたので、下見したうえで建築図面を基に壁の補強などをご提案いたしました。
その他、床の張り替え、外装塗装、配管交換、キッチン交換など大規模なリフォームを行い、これからまた30年住める住まいとなりました。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-th” size=22 bold=1]外装塗装工事[/font]
Y様の外装を点検したところ、非常に驚きました。
築30年以上経っているにもかかわらず、外壁の割れが全くなかったんです。
原因を考えてみましたが、構造体がしっかりしており傾きがほとんど無いこと、持ちの良い外装材を選択してることが大きな要因だと思います。
外壁は「ラスモルタル塗り」という方法で、金属のモルタル下地を作っておいてその上にモルタルを塗る方法です。値は張りますが高いだけはありますね!
[font color=”#fff” bgcolor=”#9cf” class=”bd-gray icon-triangle-right” size=19 bold=1]工事前はこんな様子でした[/font]
塗装前の足場を組んだ状態です。前回の塗装から20年近く経っていることもあり、元々のグレー系の塗装がくすんできています。
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軒天井です。当時は薄いベニヤに模様をプリントしてある「プリント合板」が軒天井の素材として一般的でした。しかし、ベニヤは耐水性が低く、20年もすると水分を含んでベコベコになってしまいます。
大得工務店では耐水性を考えてずっと、水に強い「ケイサンカルシウム板」を使用してきました。多少コストは上がるものの、こうして35年経った今でも張り替えの必要がなく塗装だけできれいになります。
黒ずんで見える部分は屋根の漆喰が劣化して取れた部分です。塗装工事に合わせて補修をしました。
[font color=”#fff” bgcolor=”#9cf” class=”bd-gray icon-triangle-right” size=19 bold=1]塗装工事と外装補修工事で生まれ変わりました[/font]
塗装工事が完了しました。新しい色は落ち着いたベージュ色です。サッシの色味とも合っていますね。和の外観ともマッチしています。
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破風板(茶色く塗装してある部分)も塗装でピカピカになりました。長持ちを考慮して金属で加工してあるため、塗装するだけで新品みたいです。
右写真はお風呂の窓の目隠しです。通りに面するため、視線が気にならないように角度を調整する事が出来ます。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-th” size=22 bold=1]外構ブロック補強リフォーム[/font]
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外構のコンクリートブロックが継ぎ目でずれてしまっています。(丸印中央)このままでは危ないので補強します。右は道路側から見た様子です。道路側に傾い ていて崩れる危険性もありました。
ステンレスプレートで両側から挟んで補強しました。継ぎ目のずれも無くなりました。これで道路へブロックが倒れてしまう心配もありません。継ぎ目が白くなっているのは、隙間をモルタルで埋めた部分です。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-th” size=22 bold=1]ダイニングキッチンのリフォーム[/font]
ダイニングキッチンも大掛かりな工事となりました。耐震補強で壁の強度を高める工事のついでにシステムキッチンや収納設備などを一新する工事です。
仕上がると見えなくなる壁の中の工事に力を入れています。工事中の写真でゴタゴタしていますが、普段見えない部分ですのでじっくりご覧下さい。
[font color=”#fff” bgcolor=”#9cf” class=”bd-gray icon-triangle-right” size=19 bold=1]ダイニングキッチンの耐震補強工事[/font]
キッチンの耐震補強工事です。構造体を残してまず壁を撤去します。補強のため断熱材を一時撤去しています。中央に見えているのは33年前の「筋交い」です。
こちらももちろん金物で補強していきます。
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見えなくなる部分ですが、抜かりなく工事します。
「筋交い」は壁の剛性を上げる重要な部品です。昔は釘で固定する方法が普通でしたが、度重なる地震で法律が改正され耐震に対する基準も厳しくなりました。
今現在の法律ですと、必要となる筋交の量が増えたのははもちろん、留めるにも金物を使うのが必須となっています。
もちろん固定方法が雑ですと意味がありませんので、今回は筋交用の金物と指定されている専用のビスをしっかり使っています。
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木造の場合どうしても木が反ったりするため床が水平でなくなってきます。
そのため下地から一度交換しました。写真は床の下地(根太)を入れ替えた様子です。水平をしっかり見ながら施工するのでとても時間がかかる作業です。
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左は壁撤去工事の後、床下地と壁の構造用パネルを張って補強した写真です。
右は仕上げの床材を施工しているところです。バーチ材の無垢積層材を使っています。キッチンがシンプルなので、木目の強い床材が合いますね
削ることできれいな木の色が生きかえります。また、棚板は自由に動かせるように稼働棚にしました。
工事中のため写真の状態は未完成ですが、家電置き場、食器置き場と分かれて使いやすいキッチン収納です。
システムキッチンです。今までガスコンロをお使いでしたが、IHクッキングヒーターへ変更しました。今までお使いだったものは開き戸タイプの収納だったので引出タイプのキッチンになって収納力がグンと増えました。
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実際にお使いになっている様子です。床の色とも相性が良く素敵です。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-th” size=22 bold=1]トイレ改修工事[/font]
今までタイル張りの床でしたが、内装のイメージに合わせて汚れ・水に強い
「サニタリーフロア」を採用しました。
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今まで水周りで使用されていたクッションフロアに代わり、現在トイレ・脱衣所などでよく使われます。
小便器、大便器はもちろん手洗い・紙巻器も一新しました。壁紙をと床を替えたことでトイレ空間が明るくなりました!ドアも今まで開きの扉でしたが、引き戸に変更して開け閉めが楽になりました。引き手も大きめのタイプです。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-th” size=22 bold=1]トップライト取付工事[/font]
食品庫を増築したため暗くなる廊下の明かり取りにトップライトを取り付けました。外からはドーム状の採光窓が見えます。
これは「スカイライトチューブ」という商品で、従来のトップライトに比べて施工費用、明るさなどメリットが大きいトップライトです。ホームセンターでも取り扱いされています。大得工務店はスカイライトチューブの認定施工店です。
規格のユニットになっていますので、雨じまいが良く施工も早く済みます。費用も従来のトップライトに比べますと半分ほどで済みます。
中の様子です。普通の照明器具に見えますが・・・実は自然採光のトップライトです。
当然光熱費はかかりません。太陽光照明という呼び方がしっくりきますね。
[font color=”#fff” bgcolor=”#94bfa3″ class=”bd-gray icon-th” size=22 bold=1]耐震補強リフォーム開始です[/font]
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耐震補強工事の様子です。耐震補強工事の基本は家全体の強度をバランスよく高めることです。バランス良く補強をするために設計段階で補強する位置を入念に計画し、内装の補修部分もなるべく少なくて済むような場所を選んで工事をします。
左は工事前の様子、右は古い壁を取って筋交を入れて補強した様子です。この上から構造用合板を張るため、下地も補強しました。
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筋交の上に構造用合板を張った様子です。設計通りの強度を確保するために、決められた強度の釘を決められた間隔で打って行かなければなりません。右の写真のように、基礎と柱をつなぐホールダウン金物も取り付けています。これは、地震の時に家の浮き上がりを防ぐ役目を持っています。
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こちらは押入から補強工事をする様子です。左は施工前、右は施工中の様子です。壁強度を持つ、構造用合板を張っています。この上に仕上げ材を施工して、棚を取り付ければ耐震補強リフォーム完了です。
Y様ありがとうございました!
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