他工務店の新築現場・リフォーム現場を見学しました
材木屋さんが、他社の現場を見学するツアーを主催してくれたので先日参加して来ました。
工法や特徴に違いはあるものの、どの工務店さんも非常にこだわった造りで独自性があって、とても勉強になったのでご紹介します。
一般的に、工務店はダサいというイメージをお持ちの方も多いと思うのですが、ハッキリ言ってかなりデザインがカッコイイ工務店さんばかりでした。
長期優良住宅の工事現場
こちらの工務店さんの現場は「長期優良住宅」の認定を受けた住宅だそうです。長期優良住宅は国が推進する省エネ住宅で、高性能な住宅である事が条件ですが、補助金や減税などの優遇を受ける事ができます
OMソーラー工法の建設現場
こちらはOMソーラーという工法を採用されている、工務店さんの建設現場です。太陽の熱を利用するという点と、夏と冬で構造的に衣替えをするという発想がエアサイクル工法ととても近い工法です。
断熱や通気などの考え方などが違うため、仕組み自体は全く違いますが性能の高い高品質な住宅を造られている様子が良く分かります
工務店の社長のリフォームされた自宅を見学
リビングの中央にある薪ストーブがいい感じのリフォーム住宅です。元々住んでいた和風住宅を住みながら少しずつリフォームされたそうです。
柱は1本も抜かずにリフォームされたそうなんですが、上手く処理されていますね~ 左のダイニングテーブルも手づくりだそうです。
段差が付いたタタミコーナーです。元々8帖の和室だったみたいですね。
和室を二間続きにして壁やカウンターなどをリフォームすると、雰囲気が全く違って見えますよね。かなり勉強になります
ここはリフォーム前、6帖と8帖の和室2間があった場所だそうです。奥に見えるのは広縁だった場所で、杉の無垢フロア材が張り込まれています。
左の柱は新築当時の数十年前の物だそうですが、表面を軽く削り「蜜蝋」を塗って仕上げてあるそうで加工して間もないくらいの感じがしました。
やっぱり木は長持ちする素材ですね
LDKの床は「うづくり」と言って、無垢の床の表面をワイヤーブラシなどでこすった素材を使われていました。靴下越しでも木の木目が分かるくらい気持ちの良い床です。スベスベです・・・
庭に出る部分です。室内の段差もほとんどないように、上手に納められていますね・・・ こちらも非常に勉強になります。
なお、外のぬれ縁などとの段差も腰かけやすいように考えられているようです。
洗面所と浴室もかなり手が込んでいます
洗面所と浴室は完全な既成品でなく、部材を組み合わせて自分で造られたそうです。木の色味のバランスがとても良いですよね~
2階も木をふんだんに使った気持ちの良い空間です
2階の天井も構造材を生かしつつ上手に設計された空間です。
木がいい色に焼けて落ち着いた雰囲気ですねー
2階の子供部屋です。
塗り壁と無垢板のバランスが考えられた空間で、お子さんも気持ち良く勉強できそうです。子供部屋の机も1階のダイニングテーブル同様手づくりだそうです。
大得工務店を含め、地元工務店はベテランのスタッフが新築やリフォームでこだわった家づくりをサポートしています。同業者ではありますが、普段このような機会などを使ってお互いに情報交換をしています。
よりよい家づくりの為に日々勉強しているんですよ
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