2011年も住宅版エコポイントは2011年7月まで継続します
住宅エコポイント制度について
2010年1月28日に政府で「エコ住宅の建築・エコ住宅リフォーム」に対して、住宅版エコポイントを発行する制度が始まりました。
家電のエコポイントと同じように、国から補助金を受けられるお得な制度です。 新築とリフォームでそれぞれ受けられる条件などが変わってきますが、ここでエコリフォームについて説明します。
エコポイントって?
住宅版エコポイントは平成21年度第2次補正予算において、緊急経済対策の一環として盛り込まれた制度です。
・省エネ性能の高い住宅【エコ住宅】の新築
・省エネ改修【エコリフォーム】
が対象となり、工事ごとにさまざまな商品に交換できる「エコポイント」をもらうことができます。
住宅エコポイントの特徴
家電エコポイントとの一番の違いは、ポイントをリフォーム工事費にそっくりそのまま交換できる点でしょう。
家電エコポイントで大半の方が選択される「商品券」は特定の店でなければ使えませんが、住宅版エコポイントはポイントがそのまま現金に反映されます。ただし、支払先は工事店となり、工事店が工事費用からその分を値引きするという形でポイントが還元されます。
※申請手続、各種書類準備は、大得工務店で全て行いますのでご安心ください。
エコポイントの対象となるリフォーム
- 窓の断熱改修
- 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
- バリアフリー改修
の3か所となっています。それでは順番にそれぞれの工事のお勧めポイントやメリット・デメリットなどを解説します。
なお、具体的なポイント数などについては住宅エコポイント事務局のサイトからご確認ください。
窓の断熱改修
- ガラス交換工事
窓サッシはそのままに、ガラスを断熱性の高いものに交換します。具体的には1枚もののガラスを2重ガラス(ペアガラス)に交換します。
エコポイントの割合が一番高くお得な工事ですが、窓枠はそのままになるため、他の断熱工事に比べ性能は劣ります。また、ルーバー窓など対応できない窓もあります。 - 内窓設置工事
今ある窓サッシの内側にもう一つ新しい窓サッシを付けます。2重窓という感じです。性能は大変高いですが、窓を2つ付けることによる開け閉めの煩わしさがネックです。
また、窓枠内にブラインドが付いている場合など取付ができない場合もあります。費用対効果はバツグンです。 - 窓サッシ交換工事
今の窓サッシを取外し、新しい窓を取り付けます。古い窓を取りますので外壁の工事も発生します。性能は高く、見た目もスッキリしますが費用は3種類の方法の中で一番高くなります。 外壁工事を一緒に行う場合などにお勧めです。
外壁・天井・床の断熱材の施工
床下・屋根・壁に新しい断熱材を入れる工事です。窓の断熱工事に比べて面積が大きい事と、壁をはがす必要がある事から大掛かりな工事になります。
内装リフォームなどと合わせて行うと工事費用にも無駄が無いと思います。なお、増改築であってもリフォーム扱いでエコポイントが受けられますので増改築工の際は必ずエコポイントを申請する方が良いでしょう。
バリアフリーリフォーム
窓の断熱か外壁、屋根・天井又は床の断熱改修を工事された方を対象にしたエコポイントとなります。こちら単独では受けられませんのでご注意ください。また、工事店を通さずに工事をした場合もエコポイントの対象となりません。
- 手すりの設置
「浴室」、「便所」、「洗面所」、「浴室、便所、洗面所以外の居室」、「廊下・階段」へ手すりを設置した場合に受けられます。それぞれ5000ポイントのエコポイントが出ます。
例えば、「浴室」と「便所」にそれぞれ手すりを設置した場合、5000ポイント×2で10000ポイントのエコポイントが出ます。 - 段差解消
「屋外に面する出入り口(玄関・勝手口等)」、「浴室」、「屋内(浴室を除く)」における段差解消をした場合に5000ポイントずつのエコポイントが出ます。
なお、段差が無い状態とは「床の高低差が3mm以下」の状態を言います。和室などですと15mm、1.5cmくらいの段差がある場合が多いので床の張り替えなどの際に一緒に申請するといいでしょう。 - 廊下幅等の拡張
「通路の幅」「出入り口の幅」の拡張をした際に25000ポイントずつのエコポイントが出ます。 この工事は今ある壁を解体して、新しく構造体から作りなおしたうえで通路の幅を広げる工事になります。間取り変更をともなうかなりの大規模工事になる事が考えられます。
エコポイントの上限
エコリフォームのエコポイントは、最大300,000ポイントもらうことができます。1ポイント1円相当で、最大30万円相当の援助を受けることができます。
エコポイント対象物件
2010年1月以降に、リフォームもしくは新築工事に着工した住宅で、2012年12月31日の間に工事に着手された物件
エコポイントの申請期限
エコポイントの申請期限は以下の通りです。ただし、国の予算にも上限が設けられています(全国で1000億円となる見込み)。エコポイントをお考えの方は、お早めの検討をおすすめします。2011年5月に、住宅版エコポイントの受付期限を2011年7月31日までの工事開始分までに短縮すると発表がありました。
ポイント発行の申請期限 2012年3月31日まで
ポイント交換の交換期限 2014年3月31日まで
以上が要点となります。ただ、補助が受けられると言っても必要が無い工事を無理にする必要はありません。ただ、もし必要な工事であれば是非エコポイントを利用して工事をされるといいですね。
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