浜松市南区で築31年目のビフォーアフター – 広縁耐震リフォーム

広縁工事 (2)こちらのお客様は、昭和54年に大得工務店で新築工事をさせていただいたお客様です。お住まいは浜松市南区になります。

昭和56年以前建築基準の住宅となるため、耐震補強を兼ねて家中を大規模にリフォームさせて頂いています。

住宅設備をすべて交換したりと家中を改装する大規模なリフォームとなりました。量が多いので部屋ごとに分けてご紹介いたします。今回は広縁の耐震補強と収納の工事です。

住まいながらの工事となったため、1階の部屋の収納を複数工事する際に、工事中の荷物の移動や音など大変なご不便をおかけすることとなりましたが、極力効率的に工事をさせていただき、スムーズに荷物移動ができるよう場所ごとに工事を終える方式を取ることで、ご負担が少なくなるように努力しました 。

広縁の耐震補強リフォームと収納工事
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この広縁は間取り的に家の1階南西角に位置し、家の強度を決める非常に大事な位置にあります。この部分を工事する事で家の強度をグッと高められると判断し、耐震補強工事のメニューの1つに入れています。

耐震補強リフォーム前です

広縁工事 (13)
広縁工事

襖紙の張り替えは定期的にされ、床のワックスもかけてお手入れして頂いていますので築年数の割にはとてもきれいな状態です。床もピカピカですよ。
中は棚が1段ある普通の押入ですね。

耐震補強リフォームスタートです

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押入を撤去しました。土壁が見えます。
昔は断熱材などなかったので、土壁が当たり前だったんです。
今は断熱材を入れるのが当たり前になってきたので、土壁の家も少なくなりました。土壁を作る職人さんも減ってきたのも理由の一つかも知れませんね。

撤去した壁には新しく筋交いを入れます。右の写真で左面と正面に入っている斜めの構造材が見えますでしょうか?
これで家の強度を高めます。更に金物でガッチリ固定します。

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柱に取りついている金物は「ホールダウン金物」と言って、地震が来たときに基礎と柱がずれないようにするための金物です。

昭和56年以前はこのような金物を取り付ける制度がありませんでしたが、56年以降の新築住宅から必須となった金物です。今回の耐震補強工事でもちろん
「ホールダウン金物」を取り付けていきます。

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筋交いを施工した上から更に構造用合板を施工しています。
筋交いと合板で家の強度を ガッチリ 高めるわけです。この時に使う釘も基準を満たしたものを、決められた間隔で打たなければなりません。

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合板の上から新しい棚と仕上材を施工しました。棚は枕棚と中段の2段です。
小屋裏の点検などもできるように、天井点検口も取り付けました。

広縁工事 (3)クローゼットのドビラを取り付けて完成です!今までは開き扉でしたが、
扉1枚1枚が大きくなってしまうため、折れ戸タイプのものを選んでいます。

クローゼット周りの壁は左官工事で塗り直しています。

色味は柱の色などと調和する色味を選んでいますので違和感なく納まっていますね。

安心して使える収納の完成です。
伊藤様ありがとうございました!

伊藤様の同時施工事例はこちらです

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